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2006年05月10日

僕の好きな音楽。酒井の場合。

本日からはじまりました、編集部日記。

何の制約もなく、ダラダラと駄文を垂れ流すコーナーです。

一発目は私、酒井がお相手させていただきます。

最近、友川カズキというミュージシャンに夢中になっています。

みなさん、ご存知でしょうか?

アル中・ギャンブル狂・詩人という表情を併せ持つ彼は、

「秋田の咬ませ犬」という異名を持つ、刃物のような表現者だ。

不気味に声帯を震わせて叫び狂う、過激な曲の数々を初めて聴いた時は、

後頭部を鈍器で殴られたような、キチ●イが自分の隣で叫んでいるような、

・・・とにかく凄い衝撃でした。

「怖い」とすら感じました。

聞き込むにつれて、さらに様々な発見がありました。

その発見の一つに、

激情する声が、丁寧に歌い込まれる時、

その歌声が故・尾崎豊の声にも似た、透明感ある美しい声色になるという事実。

「生きる」ということに真剣で、その意味を喧嘩ごしに問いただす、

潔癖で、意志が強い表現者たち特有の「声」。

尾崎豊との類似性は、その端正なマスクも共通している。

しかし、友川カズキは、世代の代弁者にはならず、

周縁者として、社会の底・裏路地から、秋田の田舎から、その歌声を地鳴りのように響かせる。

「何が死だ。生でもないくせに」と。

大好きな歌は、

「一切合財世も末だ」

「歩道橋」

「生きてるって言ってみろ」

「六月の雨」

オススメのアルバムは、代表曲ほぼすべて網羅の、素晴らしい選曲、

「ゴールデンベスト」

一番良く聴くのは、舟橋選曲のCD-R

「俺だけのカズキ」

一番好きな詩は、故郷の田舎を描写した

「優しさが街を焼けば/卑しさ それに水かける/オレの心臓 水びたし」

という一節。

村社会的な「田舎」の息苦しさ、窮屈さを端的に表したこのフレーズ。

大好きです。

ちなみに、秘密倶楽部内で友川カズキをかけると、舟橋以外みんな迷惑そうな顔をします。

僕の心臓水びたしなり。

(酒井)

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