僕の好きな音楽。酒井の場合。
本日からはじまりました、編集部日記。
何の制約もなく、ダラダラと駄文を垂れ流すコーナーです。
一発目は私、酒井がお相手させていただきます。
最近、友川カズキというミュージシャンに夢中になっています。
みなさん、ご存知でしょうか?
アル中・ギャンブル狂・詩人という表情を併せ持つ彼は、
「秋田の咬ませ犬」という異名を持つ、刃物のような表現者だ。
不気味に声帯を震わせて叫び狂う、過激な曲の数々を初めて聴いた時は、
後頭部を鈍器で殴られたような、キチ●イが自分の隣で叫んでいるような、
・・・とにかく凄い衝撃でした。
「怖い」とすら感じました。
聞き込むにつれて、さらに様々な発見がありました。
その発見の一つに、
激情する声が、丁寧に歌い込まれる時、
その歌声が故・尾崎豊の声にも似た、透明感ある美しい声色になるという事実。
「生きる」ということに真剣で、その意味を喧嘩ごしに問いただす、
潔癖で、意志が強い表現者たち特有の「声」。
尾崎豊との類似性は、その端正なマスクも共通している。
しかし、友川カズキは、世代の代弁者にはならず、
周縁者として、社会の底・裏路地から、秋田の田舎から、その歌声を地鳴りのように響かせる。
「何が死だ。生でもないくせに」と。
大好きな歌は、
「一切合財世も末だ」
「歩道橋」
「生きてるって言ってみろ」
「六月の雨」
オススメのアルバムは、代表曲ほぼすべて網羅の、素晴らしい選曲、
「ゴールデンベスト」
一番良く聴くのは、舟橋選曲のCD-R
「俺だけのカズキ」
一番好きな詩は、故郷の田舎を描写した
「優しさが街を焼けば/卑しさ それに水かける/オレの心臓 水びたし」
という一節。
村社会的な「田舎」の息苦しさ、窮屈さを端的に表したこのフレーズ。
大好きです。
ちなみに、秘密倶楽部内で友川カズキをかけると、舟橋以外みんな迷惑そうな顔をします。
僕の心臓水びたしなり。
(酒井)
