<前回より>
威勢よく怒鳴られたのだが、
私の姿を確認するなり、かわさきヒロタカ氏は、フツーに歓迎してくれた。
(気狂同胞の奇跡の会合)

「なんだなんだ、オレについてあれこれ知りたいのかね?」
と、クリクリした瞳でたずねてくる、かわさきヒロタカ氏。
(気狂村の開拓者であり、唯一の住人)

かわさきヒロタカ氏は、御年68歳(2008年5月現在)。
1997年8月に気狂村に入植した。

「1996年3月31日オレは乞食になった。嫁と子供とは別れたよ」
と茨の人生を、これ以上になく簡潔に語るかわさき氏。
68年の間にいろいろあったに違いない。

実際、彼の68年間の人生には、いろいろあったようだ。
<いろいろあった人生のひとコマ。左がかわさきさん>

母が亡くなって、29歳で東京から鹿児島に戻ってきた。

現在は気狂村で自給自足。
5年に1回ほど講演会をしている、という。
(5年に一度くらいのスパンであれば、
チケットを押し売りしても買ってくれる率が高い)らしい。
※ちなみにかわさき氏(阿呆堂孔西小屋)は、不定期の会報も発行している。

こじき=生きること。どれだけ低い暮らしができるかを実践しているという。
表面上の贅沢を否定して、真の贅沢を追求しているのだろうか?

大正解!
人生とはどれだけ贅沢な暮らしをするか。
物・金の贅沢はしない。表面上の贅沢はどうでもいいのだよ。
オレは本当の贅沢をしているんだよ、とのことです。

なるほど~とうなずいてみるものの、
案内していただいた第四の小屋をのぞいてみると、
僕は、表面上の贅沢がほしい…と思ってしまいます。

大正解!
スゴイ人はみんなキチガイ。歴史上の重要人物なんかもみんなキチガイ
(キチガイとは、人とは違う、人と違うことを恐れない、というような意味である)

かわさきさんの知人、洋子さん専用の小屋。
洋子さんが村にやって来たとき、この部屋を使うという。
女性の部屋を覗き見る…という
甘酸っぱいスリルとは無縁の場所であった。

なんと、木の上にも休息スペースが作られていた。
実際、ここでゴロンと横になったけど、イイ心地だった。

大正解!
バカとは、間抜け。アホとは、間抜き、なのだ。

言葉遊びというか、言葉の意味について
かわさきヒロタカさんから説明を受けるが、なかなか難しい。
(オレはキキョウムラ以下のアホなんだろうか…。まあいいや、
とりあえず写メでも撮って送信しとこ!)

大正解!
まだ私はアホになりきれていない。
アホになるために本を読む。
…私の理解の範疇を超えたありがたいお言葉が続いた。

「人生は、喜・楽・謝。愛ガト愛ガト」
B~Y、かわさきヒロタカ。
●気狂村のヌシ、かわさきヒロタカ氏
鹿児島県気狂村、阿呆堂小孔西小屋
2008年5月/酒井