筑波の巨大カエル〜中原中也生誕百年記念編〜
“桑名の夜は暗かった カエルがコロコロ鳴いていた”
とは、中原中也の詩「桑名の駅」の冒頭部分ですが、
もし中原中也が、電車の乗り換えを誤ってしまい、
「桑名の駅」でなくて、「筑波の警察」に着いていたとしたら…
詩の様子も変わっていたかもしれません。
中原中也生誕100周年を迎えた今年(2007年)、
私は、茨城県のつくば北警察で、この巨大カエルのモニュメントを発見しました。
カエルの横には、立看板があり「安全運転で無事カエル ケロちゃんより」と、
詩情のカケラもない、かる〜いダジャレが書かれていました。
私は、中也を気取り、
“筑波の夜も暗かった カエルの目がピカーッと光っていた”
と替え歌を自作しながら写真を撮っていたのですが、
突然、警察官2名が、署からやって来て、
「そこのキミ、何を写しているのかね?」とたずねてきました。
私は、ありのままを説明しました。
そして、筑波とカエルの関係について、彼らに訪ねてみました。
すると、もう1つ、中原中也の替え歌が出来上がったのでした。
筑波はカエルが有名なんですか?
と思ったから
警官に訪ねたら
知らんと言って去ってった
●本家の方は…
焼き蛤貝の桑名とは
此処のことかと思ったから
駅長さんに訊ねたら
そうだと言って笑ってた
※引用「桑名の駅」中原中也より
なにはともあれ、筑波の夜は、私の中に詩(ブルース)を落としてくれました。
●つくば北警察の巨大カエル
●取材/2007年6月(酒井)
