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2007年10月25日

北海道秘宝館 禁断の内部を公開!〜前編〜

寂れたドライブインといった風情(2階のレストランは休業中)の北海道秘宝館。
風前の灯とも言われ、特に冬季は、予告なく休んでしまうこともある…と聞く。
福島、三重の次に閉館するのは北海道か!?などと噂される事もしばしば。
そんな北海道秘宝館の内部の魅力を三回に渡ってたっぷりと紹介します。

第一回目は、北海道秘宝館の前半部分である。
北海道秘宝館の前半は、日本各地の性信仰や、エロユニークな道祖神や観音様の紹介といった民俗学的に興味深い展示と、エロ民芸品や奇石といったアンティークかつレアなコレクションで展開されている。
それらは、アトラクションとしてのインパクトは弱く、大人しいと言わざるを得ない。
しかしながら、後半部で狂い咲く、おびただしい数のアニマル剥製団の導入部として、突如出現する5mもの白蛇、クジラの性器、馬の交尾剥製などは、北海道秘宝館の全体のなかでも重要な役割を担っている、とも言えよう。


北海道秘宝館1.jpg
巨大な観音様が目印。エントランスにはゾウさんもいる。
外観においては、明確なコンセプトがなかったのかもしれない。

北海道秘宝館2.jpg
女陰をかたどった壁面から、真っ赤な自動ドアがオープン。
すると、青い空間に、ピーンと立った男性器が姿を現す。
パンチの効いた、演出だ。

北海道秘宝館3.jpg
邪教を思わせるような、宗教画のイラストが描かれている。
階段の両サイドには、「指の絵」がいっぱい。

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女性の神様。右側はアシュラマンの姉。(多分)
両者ともに、白目を剥いているのが、気がかりだ。

北海道秘宝館5.jpg
階段を下りると、アミメニシキヘビを祀った白蛇神社が登場する。
チモール島の皆様の協力のもと、昭和53年に、ここに安置されたという。
とりあえず、ありがたいんだなあ、という程度の認識で充分だ。

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くじらの性器。そして背後にはエロ壁画!
三重県の元祖国際秘宝館を思わせる展開。


北海道秘宝館7.jpg
道祖神のパネル。
実は、北海道秘宝館の前半部分は、このようなパネルなどを用いて、
性の信仰について紹介するという、真面目な展示品が多いのだ。

北海道秘宝館8.jpg
お行儀の悪い観音さま。
これまた日本各地の観音様や道祖神の像が数多く展示されている。
道民に、本土の不思議な性神を教えようとしているのかもしれない。


北海道秘宝館9.jpg
ここまでくると、ありがたいんだかなんだかわからない。

北海道秘宝館10.jpg
うーむ。意図不明な性神。ドープな世界が続く。

北海道秘宝館11.jpg
郷土民芸品や、四十八手の盃など、エロ骨董品コレクションの羅列。
その他にも奇石などのコレクションもあった。

北海道秘宝館12.jpg
下から覗き込むと…というイージーな仕掛けの人形。
正直、ここまでくると疲れてくる。

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脈略なく出現する、巨大なチンチンを持つ馬の交尾剥製。


北海道秘宝館14.jpg
前半戦最後に現れる、水子供養のコーナー。
「気軽さ」を感じさせない、ディープかつシリアスな展開に、
私の体力と集中力は目減りしてゆく。「ここから早く抜け出したい…」。
・・・続きは中篇にて!


●北海道秘宝館
ほっかいどうひほうかん
住所/札幌市南区定山渓温泉東2-103
2007年5月取材(酒井)

2007年10月22日

ちょいと一息。越前松島水族館にて(前編)

福井県坂井市三国町の越前松島水族館にて、トドを眺めていました。
ふと目が合ったりしましたが、お互い声をかけたりしません。
10代ぐらいさかのぼった前世で、もしかしたらこのトドと知り合いだったのかも…
なんていう遠い記憶があるはずもありませんが、暫くの時間、立ち止まってしまいました。


 
福井の水族館001.jpg
彼もまた、何かを思い出そうとしているのか・・・
わざとらしく目をつぶり、深い瞑想に入っている・・・のでしょうか

福井の水族002.jpg
彼の脳裏に、遠い記憶を呼び覚ます、鮮烈な閃光が瞬いた・・・
いつの間にか目を見開き、運命を悟ったかのような表情を浮かべておりました

福井の水族館003.jpg
ひょいひょいと泳ぎながら体勢をラクにさせて、
媚びたような表情を浮かべてきます

福井の水族館004.jpg
人間の手にあたる部分を使って、動作を交えて、何かを説明している…
ようにも見えますが、実際のところはよくわかりません

福井の水族館005.jpg
別れは一方的でした。ひょいひょい泳ぎながら去っていきます。
僕も、立ち去ることにしました。

福井の水族館006.jpg
数十分後に訪れると、首だけを器用にこちらに向けて、
なんだ、お前か、と言わんばかりの、連れない表情で迎えてくれました

福井の水族館007.jpg
来世で会おう
と目で合図しているに違いません


●越前松島水族館にて
福井県坂井市三国町
2007年7月(酒井)

2007年10月05日

信楽の超巨大たぬき

信楽焼で有名な滋賀県甲賀市信楽町。
この一帯は、信楽焼のたぬきやカエルや仙人などの焼き物が、
アチコチで販売していて、とても不思議な異空間となっています。

なかでも、強烈なインパクトを放っていたのがココ、狸家分福。
お店の建物がまるごとたぬきになっています。
信楽ファンキー大賞。そんな投票があれば、私は狸家分福さんに一票を投じるつもりです。

ちなみに店内は、信楽焼のショップと御食事処。
私は御食事処で、分福丼を頼んだのですが、とても美味しかったです。


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●狸家分福たぬきやぶんぷく
●滋賀県甲賀市信楽町
●2006年6月(酒井)

2007年10月01日

あわら市吉崎で見つけた、夏祭りのブルース

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とある夏の夜、福井県あわら市吉崎を車で走っていると、
夏祭りの賑やかな音色が聞こえた。

私は基本的に祭りに何かを期待しない。
この国のほとんどの祭りは、観光やら商業的な事情から、
観光客に「見せる祭り」になっている。
遊園地のアトラクションのような祭りを「皆で盛り上げよう」と頑張る人たちや、
そこにニコニコと群がるような人たちとは、一線を画していたいものだ、
と年を重ねるたびに強く思う。

「見せるほどでもない」祭りだけが、共同体のなかでひっそりと続いている。
そんな祭りをコソコソ見届ける程度がいい。
吉崎の祭りは、まさに「消えて久しい村祭り」そのものだった。

「りつま夏」と書かれた遊歩道から、
舞台上で三味線を集団で演じるご老人を横目に歩く。
水面を照らす巨大なゲゲゲの鬼太郎と猫娘、目玉の親父。
鬼太郎とあわら市吉崎の関係性は分からないが、
そこに浮かぶ灯篭に書かれた文字の意味はもっとわからなかった。

なにはともあれ、私は最近始めた、音楽以外のブルースの採集という、
一大プロジェクトの貴重なサンプルを入手できた。

2つの灯篭に書かれた詩のようなメッセージは以下のとおりである。

あわら市吉崎夏まつりのブルース
(作詞者不明)


神も信じ
仏も信じ
占いも信じ
本当は何一つ信じられない私


われよしと
照らされて知る
思う心の恥ずかしさ
この心かな


うーむ。
謙虚なのか厭世的なのか、奥が深いというか何と言うか。
読み解けない謎の余韻に浸りながら、私は足早に去ったのでした。
(酒井)


●あわら市吉崎の夏まつり
●福井県あわら市吉崎
●2007年7月取材/酒井