誰も知らない、元祖国際秘宝館の閉館後の内部レポ

2006年3月某日。元祖国際秘宝館が閉館するという情報をいち早くGETした我々東海秘密倶楽部は、来客者のほとんどいない元祖国際秘宝館に、何度も足を運び、取材を重ねた。何でもいい…閉館してしまう元祖国際秘宝館を形に残したかった。
そこで作ったさ…「元祖国際秘宝館公式ガイドブック」。限定1000部で2006年7月に発行。「秘宝館」というマニアックなジャンルの本にも関わらず、売れ行きは好調で、2007年10月、約1年少々で全て完売!!正直、秘宝館のファンの多さに驚かされた。
そして閉館に際して、色々な声が上がる中、2007年3月末日、元祖国際秘宝館は約35年という長いの時代に幕を下ろした。
――閉館後、何日かすると秘宝館の周囲には、工事用の柵が敷かれ、広い駐車場には、大きなトラックが何台も行き来していた。
そんな光景を僕が見たのは、閉館して約2ヶ月後の6月上旬。元祖国際秘宝館の社長、「松野憲二氏」に呼ばれて、もう一度ここを訪れた時であった。
その日、いつも笑顔で話しかけてくる社長とは違い、寂しそうな表情で僕に語りかけた…
「今日は、館内の人形を全て運び出そうと思ってね…」
その日は、「元祖国際秘宝館」として現世に残る最後の日だと言う…
社長は多くを語らなかったが、僕は、最後の秘宝館を記録しなくては…という使命感にかられ、カメラを構えた…そう。僕しか知らない秘宝館を皆に伝えるために…

バリケードの張られた元祖国際秘宝館。友人たちに「秘宝館に行ったことある?」と聞くと大概、「行きたいとは思ってるんだけど…」という答え。今となっては「行きたい」と思っても行けない…

年中無休の文句も悲しく、昼間から閉められたシャッター。すでに剥製が運び出されていた。

ごみ箱の横にはトドもいた。B級スポットを回るように当たり前にレポートしているが、現場は凄い違和感のかたまり!!

入り口のシャッター前にいた「トラ」も業者の方に運び出されてしまった。

そんでトラックにどぉーーーーん!!!!!!

特別に館内にも入れてもらえた。営業当時は、大人のおもちゃとかが、ズラリと並んでいた。

ズタズタに壊された4号館の「秘宝の里」の跡。ここでは、昔、「珍時」がオシッコをピューってしてた。

秘宝の里の別カット。秘宝館から悲報館になっている。

伊勢の遊郭コーナー跡。伊勢に残る唯一の遊郭もこれで無くなってしまった…

本物の剥製を使った…と自慢していた「伊勢の海女」の展示跡も悲しい…

1番のお気に入りであった「いのち誕生」。後ろにあった個室を使ったのを覚えている…

社長の計らいで、バックヤードにも入れてもらえた。写真は全盛期時代の秘宝館の看板

十年近く閉鎖されていた「立体映画館」にも最後の最後で入れてもらえた。全盛期には立ち見の客も大勢いたという。
もっと詳しく知りたい方にオススメの本。今回のレポートの詳細や、全国の秘宝館を取り上げた、私の力作。 詳しくは…消えゆくニッポンの秘宝館」にて続きをご覧下さい!!
●故・元祖国際秘宝館
住所/三重県度会郡玉城町世古345番地
取材日/2007年6月
取材・文章/舟橋

コメント
投稿者: 酒井 | 2007年11月09日 20:03
投稿者: 舟橋 | 2007年11月12日 14:01