近代化遺産、珍スポットを集めたサブカルチャーサイト「ローカル銀座」
 
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2008年07月24日

大須のヒーロー、海賊ブランコ

早起きをしたので、大須をぶらついてみることに。
朝は涼しくて気持ちがいいとばかり思っていたら、違いました。
夏の朝は、8時でも暑いです。

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休日ともなればあまりの人の多さで、ひとりでは歩くことができません(気力的に)。
さすがに平日の朝は閑散としています。

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いつ見ても不思議な信号です。

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『4方向車灯・歩行一体型灯器』というらしいですが、歩行者は覗き込まないと今何色なのかワカリマセン。

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公園があったので、寄り道してみます。
大須には神社と公園がたくさんあるのですが、いつも素通りしてしまいます。

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富士山が聳え立っていました。
なんとなくおいしそうな色合いだな…と思うのは私だけでしょうか?
ちなみに裏側はコンクリの灰色にゴツゴツ突起が出ていて、邪悪な感じでした。

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公園の奥に誰か立っています…?

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これはこれは、海賊さんはないですか!
海の悪党が、大須では子どものヒーローになっちゃって。

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今日も暑いですね…。

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何の変哲もない滑り台が立ち入り禁止テープでぐるぐるまきに。
子どもは富士山か海賊をこの上なく楽しんで!ということなんですよね、たぶん。

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そうこうしているうちに海賊の周りの清掃が始まったので、退散しました。
びっしょり汗をかいて出勤です。
たまには朝の散歩もいいですね。

●裏門前公園
場所/愛知県名古屋市中区大須3丁目
取材/2008年7月(大畑)


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2008年07月23日

鹿児島市の軍国酒場

3時のおやつのために立寄った鹿児島市の天文館で、白熊のカキ氷をガツガツ平らげ、幸せいっぱいな帰り道に、この酒場を発見しました。

軍国酒場というカルチャーを知らなかったのですが、ネットでパラパラっと検索してみたところ、どうやら軍歌を歌いながらお酒を楽しむお店、ということらしいです。

残念なことに、僕が訪れたとき天文館の軍国酒場は営業していませんでした。
近くのタクシー屋さんに話をうかがったところ、「昔は、大音量で軍歌がかかってたけど、そういえば最近聞かないなあ…」とのことでした。
軍国酒場も、終戦を迎えたということであろうか…。

店内の様子は確認できませんでしたが、
お店の周囲のビラやスローガンなどを、戦場カメラマンになったつもりで撮影してきました。


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外壁を、様々な工夫をもって派手に仕上げた雑居ビル。その3階にある。

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雑居ビルのエントランスには、テフテフと花と女の子が描かれていた。
あまり硬派じゃないタイプの軍国かもしれない。

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ストロングスタイルな看板。
軍国もお酒も苦手な僕としては、つくづくイヤな組み合せである。

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雑居ビルの階段。鮮やかな青色、赤色、白色のストライプ。
外観を見たときから思っていたのですが、
この雑居ビルの色彩感覚・デザインセンスには、目をみはるものがあります。

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1階から2階の踊り場。それっぽいスローガンが貼り付けてあります。

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2階から3階に上がると…、暗がりの中に現れる軍国世界。

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ほしがりません勝つまでは。ぜいたくは敵だ。
そんなスローガンが貼り付けてあります。
「ぜいたくは敵か…、じゃあお酒なんで飲んでる場合じゃねーなー」。
せっかく勇気を振り絞って、ここまでやって来たお客様が踵を返してしまうかもしれません。

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硬い骨の人が集合するようです。
そして年中無休ではなく、年内無休の文字。
来年の予定は、戦局(売上げ)次第ということでしょうか…。

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階段の一段一段に軍国酒場と書かれています。
表の看板もそうでしたが、店名を反復させる手法が得意なようです。

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出ました、軍国酒場。意外とポップな色使いです。
草木が絡まっているのは、敵(って誰?)の目を欺くためのカモフラージュだろうか。
残念ながら、大した効果は得られていないようです。

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違う角度から。
戦場をイメージしたのでしょうか。ビルの通路が廃墟っぽく見えてしまいます。


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扉の隙間からチラ見してみました。
菊の花と軍人の写真が確認できました。


元軍人さんたちが、軍歌をシャウトし、
それを聞きながら日本国についてあれこれ考える。
…そんな夜があってもいいかもしれません。
ちょっとだけそう思いました。


●軍国酒場
場所/鹿児島県鹿児島市
取材/2008年5月(酒井)

2008年07月15日

軍艦島のお隣さん、中ノ島 ~後編~

さて、僕の嫌いな山登りです。
火葬場や墓地側からの山登りは、困難であると判断し、
島の逆側から登ることにします。

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いきなり階段が折れていて、
山登りを頑張ろうという僕の心も折れてしまいそうです。

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険しい山登りを終えて、山頂の展望台へ。
透明度の高い新緑に囲まれた展望台は、
ひんやりと心地良い場所でした。

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展望台から眺める軍艦島。
これこそが中ノ島の最大の魅力だと思っていた…
ツリーマンたちに会うまでは…。

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展望台の近くに石像らしきものがあったのですが、
ご覧のとおり、たくましい木に締め上げられていました。

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その石像を一歩下がって写真にしたところ…
石像は、爆発したような木と化していました。
「木、恐るべし…」。木に対する畏敬の念がやみません。

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公園というだけあって、ちゃんとスベリ台がありましたよ。

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こちらはさびさびブランコ。

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公園を見渡すと、
軟体のような木が、舞踏を狂い踊るような格好で生えていました。
この気が触れたような木々を
ツリーマンと適当に名づけることにしました。

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にょろろーん、という言葉がピッタリのツリーマン。

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木は、枝より幹のほうが太い、という事実を否定するツリーマン。

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なんでしょうか、これは。
本当に怖くなってきました。
木の幹から、奇形の木が生まれた、ということでしょうか。


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ツリーマン同士が絡み合う。
小さい方が、デカイ木を絞め殺そうとしているように見えます。

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コンクリマン対ツリーマンin中ノ島大会
ツリーマンの勝ちです。
…ツリーマンに襲われる前に、帰ることにします。


いかがでしたでしょうか。
私は、軍艦島の関連施設としての中ノ島より、
ヘンな木がいっぱいある島として記憶に残りました。

●中ノ島
長崎県長崎市
2008年5月
(酒井)


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2008年07月14日

TURTLE ISLAND最高!

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TURTLE ISLANDはカッコイイ。
小躍りしたくなるような、お祭りの太鼓と横笛の音色に、
ラジカルで起爆力に富んだエナジーが重なり、爆竹のように爆ぜる。
(もう、それはとんでもないパワーで爆ぜる)
男女15人で編成された音楽人たちは、
あらゆるジャンルからはみ出し、「異質」であり続けている。
きっと、根底にパンクのアティテュードがあるからなんでしょう。


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僕は2002年に彼らを一度だけ目撃している。
「愛知県漂流」時代に取材したハードコア/パンク/ヒップホップ
が渾然一体となったイベント「MONSTAR MOSH FINAL」のステージで。
当時、「愛知県漂流」スタッフ4人で、各自バラバラで取材していたのだが、
TURTLE ISLAND終演直後、待ち合わせた訳でもないのに、
全員見事にTURTLE ISLANDの物販に並んでいた。
そして購入したCDを手にしながら、興奮状態で語り合ったものである。


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東海秘密倶楽部のお隣の編集部(roots magazine)が、
TURTLE ISLANDを密着取材するということで、
あれから5年後の2007年、再び彼らを目撃することが出来た。
(おまけに社員旅行と称して、みんなで沖縄に行ってライブを目撃できた)
5年の月日が経っていても、そのスピリットは変わっていないように見受けられた。
だから、5年前に受けた衝撃と同様に、またしてもガツ~ンと衝撃を受けた。


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さらに、このアナーキーで、自由で、独立した、あやかしの蛮族たちは、
愛知県豊田市を流れる矢作川と川沿いの国道の間に、
「まだらや」という祭りの「場」を作り、
彼らの音楽とその理念をあけすけに解放していた。


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夜になると、暗闇のなかに火が灯り、
知らない国の不穏な祭りのように、野蛮で騒がしい音が鳴り止まなかった。
そこは、音楽を通じて、蛮族たちの最良の魂が交流できる「場」であった。


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彼らのインディペンデントな活動がまったくブレないのは、
彼らに理念(=思想)があるからなんだと思う。

ちょっと宣伝じみちゃうけど、
ドキュメンタリーフォト&DVD「TURTLE ISLAND By roots magazine」は、
彼らの「行動し、考える」部分が伝わってくる、素晴らしい作品となっている。
(まだらやの貴重な映像も、確認してちょ)


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その「まだらや」も2007年、惜しまれつつ、陽炎のように消えた。
「まだらや」でTURTLE ISLANDを目撃したかったけど、まぁ仕方ない。
TURTLE ISLANDと「まだらや」のことを考えると、
東海秘密倶楽部は、もっと青臭く、理念の集団でありたいな、と思うのでした。
(酒井)


●TURTLE ISLAND(タートルアイランド)
公式ホームページ http://www.turtleisland.jp/

※ブログ上の写真はすべて、ドキュメンタリーフォト&DVD「TURTLE ISLAND By roots magazine」より抜粋しました。

※「TURTLE ISLAND By roots magazine」の詳しい情報は…
http://www.indivision.cc/roots.html

2008年07月10日

軍艦島のお隣さん、中ノ島 ~前編~

ゴールデンウィークに、軍艦島を見に長崎県に行きました。
しかしクルージング出発時刻に、(3時間ほど)寝坊してしまい、
私は小さな漁港で途方に暮れていました。

すると親切な漁師さんが、軍艦島の隣の中ノ島に連れて行ってくれるといいます。
私は『軍艦島の遺産』(後藤恵之輔・坂本道徳著/長崎新聞新書)を読んでいたので、
軍艦島を語るうえで、中ノ島の重要性が瞬時に理解できました。
人が生活するうえで必要なものは、すべてあると思われている軍艦島。
しかし、わずかに足りない施設があったの。
それは、緑溢れる公園、火葬場、墓地である。
それらが存在するのが中ノ島だ。

本命の軍艦島に行かず、あえてサブキャラに甘んじている中ノ島に行く。
…そんな自分の行動が、カッコイイことのように思えてきました。


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左が軍艦島、右が中ノ島
左に行きたいのが本音です。

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無人島に降り立つと、丸っこい形をした煉瓦を発見。
煉瓦であることをやめて、石に業種変更したのでしょうか。

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煉瓦造りの建造物が崩れていました。
火葬場の一部分と思われます。

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レンガがうじゃうじゃ


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竪坑跡がありました。
巨大な空間が、光が届かない地中深くまで掘ってあります。
覗きこむと、吸い込まれそうで、足が震えます。

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火葬場の一部と思われる施設。
なかは空洞でした。

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納骨碑。これが墓地ということだろうか。

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納骨碑の背後にまわると、石仏がいました。
納骨碑の扉は、開けっ放しになっていました。

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推測に基づく墓地、火葬場と確認したところで、
緑が溢れる公園に行こうと思ったのですが、
山登りがハードそうです。


●中ノ島
長崎県長崎市
2008年5月
(酒井)


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